がん治療の選択順位

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がんになったら

がんは、自覚症状を伴い病院に受診した際に見つかったり、健康診断・人間ドックなどの定期検査で自覚症状もないまま見つかるなど、様々な形で発見されます。

がん細胞の発生機序は、どの部位のどんながんでも同じで遺伝子の損傷の蓄積から発生しています。

また、多くのがんにおいては、がん抑制遺伝子が欠落し、がん抑制タンパクが生産されていないか、がん抑制タンパクの機能が阻害されていることが多く見受けられます。

がんになったら患者さまは どこの医療機関でどのような治療をするのかを選択決定しなければなりません。

挿絵1

通常の医療機関でのがん治療は、がんをからだの中から取り除くことを第一優先と考えます。つまり、がん組織の切除となります。血液のがんにおいては、手術は選択されませんので抗がん剤などの治療が第一選択となります。

通常のがんにおいて発見された時点で手術ができない場合があります。

例えば、肺がんなどでは、リンパや血行転移も早い段階で起こるので、発見された段階では約半数の方は手術することが出来ません。手術適応がぎりぎりの患者さまに対しては、手術前に抗がん剤を投与し、広がりを抑え縮小させてから手術をする場合もあります。がん治療に対して手術後はがん細胞の広がり(主にリンパ節転移)を予防して、抗がん剤や放射線照射を行いがんの再発を防止することとなります。

  1. 手術
  2. 化学療法
  3. 放射線

がんになったら通常、治療の選択順位は、上記のようになります。

手術できない人は再発と同じ考え

がんの浸潤が激しく周囲臓器を巻き込んでいて取りきれない、また、かなり広い範囲までリンパ節転移している、遠隔転移がある場合などは手術をすることができません。

このような場合は、がんを一時的にも取り除くことができないので、がん再発と同じ考えの治療選択になります。

3大治療とがん遺伝子治療

3大治療の中で手術はがん組織を取り除く目的で行われ、抗がん剤や放射線療法は、がんの縮小や消滅を目的としています。抗がん剤や放射線の多くは、ある程度、進行したがんの手術後の再発防止や遠隔転移の予防として使われる場合と、再発してしまったがんに対し使われる場合があります。

前者はがん細胞の消滅を目的としており、後者はがんの縮小を目的としています。抗がん剤や放射線の作用機序は、がん細胞特有の遺伝子異常や細胞分裂サイクルを狙っている点が、がん遺伝子療法に似ており、がん遺伝子治療との併用は、抗がん剤や放射線のがん細胞に対する治療効果を増強させる効果があり、その使用量を減らすことも可能になります。

医師は提案・選択決断は患者さま

抗がん剤や放射線の使用は医師からの提案があるものの、どのような治療にするか、選択や決断は患者さま自身が決めることとなります。

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