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日本の死亡率の第一位は悪性新生物(がんなど)である。

他の先進国でも一番は悪性新生物なのか?
―― 悪性新生物が一位なのは、日本を含めわずか数ヶ国だけ。

不思議に思いませんか?

日本は医学の進歩や保険制度の充実・国民性により長寿国になったからです。
つまり先進国の長寿国は悪性新生物が多くなる。

なんで長生きするとがんが多くなるのか?

人を作る全ての細胞(60兆個)は同じ組織を作り続けるために 遺伝子によって再生・分裂・死滅を繰り返し同じ組織を維持していきます。しかし歳をとると、その遺伝子情報のコピーミスや外的因子に弱くなったり、間違った情報の再生能力が衰えたりし、そのようなことからがんは発生します。

つまり遺伝子のミスからがんは始まります。

一つの細胞が中に1.8m~2.0mの長さのDNA遺伝子があり、一人の人間が持つ遺伝子情報の長さは太陽と地球の間を40往復できる長さがあります。こんな長いDNA遺伝子は、常に傷つき修復されてがんになるのを防いでいます。

がんの治療法は通常、①手術 ②化学療法 ③放射線療法が選択されます。がんは遺伝子の異常から発生し無限に増殖し続けるものです。その一方、がんの増殖を止める遺伝子「がん抑制遺伝子」も幾つか解明されています。

私たちはがんの第四の治療法として、半特異的にがんに作用するような優秀な運び屋(ベクター)に、なるべく多くのがん抑制遺伝子を付けた治療タンパクを使った『④がん遺伝子治療』を選択実行しています。




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